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ころころろ |

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・畠中 恵
【新潮社】
発売日: 2009-07-30
[ 単行本 ]
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
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・畠中 恵 ・畠中 恵
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| マーケットプレイス
新品価格: 1,470円〜
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カスタマー平均評価: 4.5

ここが・・・ 「しゃばけ」シリーズは楽しく読ませていただいています。前にテレビで放送されたのを見てからしゃばけファンの仲間入りをしたのでまだ日も浅いんですが・・・。今回の「ころころろ」も今までのお話同様楽しく読ませていただいたのですが、「はじめての」でちょっと頭がこんがらがってしまいました。前作などでは「若旦那」と手代の兄やたちから呼ばれていたはずなのに、「はじめての」を読み始まったら「ぼっちゃん」呼び!!できれば、冒頭に「今から数年前の・・・」とか「まだぼっちゃんと呼ばれていた頃の・・」とか入れてくれたらなぁ?としばし困惑しながら読み進めてました。のでお話はおもしろかったのですが、★★★★にさせていただきました。
短編連作 もう「しゃばけ」シリーズも8作目。早いのか遅いのかわかりませんが、少しずつ移り変わる日常(時間の流れ)が感じられるシリーズなので気に入っています。
今回は短編なのですが、お話は繋がっています。個人的に長編作が好きなので、楽しく読めました。
「ころころろ」では仁吉が、「けじあり」では佐助が主人公になっています。仁吉は若だんなの為に河童を探していたのに、次々と妖たちに助けを求められ困ってしまいます。けじありでは佐助に奥様が!目が離せない展開続きですが、笑いあり、涙ありのお話で一気読みしてしまいますよ。
久々に良かった! 目が見えなくなった若だんなに、光を取り戻すまでの短編連作。
ここ数作、話そのものより妖し達の魅力に頼ったような表現が多くて
ちょっと飽き気味だったのですが、
今回は面白いしゃばけシリーズが読めました。
1つ1つの話の設定にひねりがあって、飽きません。
ほとんどの話が、うっすらと恋心を感じさせるものだったのも新鮮。
ほのぼのさせていただきました。
妖したちが大活躍!! しゃばけシリーズの第8弾です。
「はじめての」「ほねぬすびと」「ころころろ」「けじあり」「物語のつづき」の5つの短編が収められています。
ですが、今までの短編集のように1話完結ではなく、それぞれの話がつながっており、連作集のようになっています。
今回は若だんなの目が突然見えなくなってしまいます。そこで、若だんなの目を治すために妖たちががんばります。仁吉、佐助、屏風覗き、家鳴りなどお馴染みの妖達はもちろん、ろくろっ首、五徳猫など新顔の妖たちも登場し若旦那のまわりはいつも以上に大騒ぎ!!・・・と思いきや、若旦那は目が見えないので長崎屋でいつも以上に気合いを入れて寝込んでいます。
ということで、「ころころろ」「けじあり」はそれぞれ仁吉、佐助の話です。シリーズが進むごとに若旦那は成長してきましだが、この2人も若旦那と過ごすうちにいろいろと変わってきていたということがわかります。
私は、仁吉が活躍する「ころころろ」が一番好きです。若旦那からの手紙を読んだ時の仁吉の様子に胸がジーンとしました。
文句なしの☆5つです。
いつもと少し違ったミステリアスな雰囲気 病弱な若だんなと妖が奮闘するしゃばけシリーズの第八作目です。
ある日目覚めると突然目が見えなくなってしまっていた若だんな。原因もわからぬまま、長崎屋の妖達は光を取り戻すための方法を探すために奔走します。
一応、短編で区切られてはいますが、各々の短編では彼らの冒険が様々な視点で語られており、雰囲気としては長編に近いです。
人とは何か、妖とは何か、そして神とはなにか。思えば、しゃばけシリーズでは度々これらを問うてきました。そして、今作では第3の問いに焦点が向けられています。その答えに辿り着いたとき、果たして若だんなは光を取り戻すことはできるのでしょうか。
作者の新しい挑戦が垣間見られる本作は、それでも相変わらずの面白さです。シリーズのファンは元より、初めての方も是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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杜若艶姿―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫) |

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・佐伯 泰英
【幻冬舎】
発売日: 2009-08
[ 文庫 ]
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
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・佐伯 泰英 ・佐伯 泰英
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| マーケットプレイス
新品価格: 600円〜
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カスタマー平均評価: 5

暑さも吹っ飛ぶ爽快感! 当代きっての立女形・岩井半四郎から
芝居見物に誘われた酔いどれ様。
北村おりょう様を誘っての芝居見物。
「眼千両」「杜若半四郎」と称せられる岩井半四郎と
「一首千両」の酔いどれ小籐次。
盆興行の市村座は「二人千両」と銘打って、
初日を迎えた。
御鑓拝借以来続く四家との因縁。
ここしばらくは四家とも大人しく、
もう怨恨は薄れたかに思えたのだが。
「二人千両」で再び酔いどれ小籐次の名声が上がると
またぞろ蠢きだす黒い影。
はてさて今度はどんな敵が・・・。
そんな中で、駿太郎は健やかに育ち、
いつの間にか一人歩きを覚え、片言ながらしゃべり。
その成長で、
物語の中でも確かに
時間が流れているのだと感じ入った次第。
おりょう様の小籐次を思う気持ちがまた温かく、
それを見守る周囲の人々も温かい。
真面目に働くことの大切さや
報酬をいただくことのありがたさ、
人を思いやる心の大事さ、
現代人がともすれば忘れそうになる
そんなたくさんのことが
この物語には描かれている気がする。
確かに、物語に出てくる人々は、
堅実に生きてる人々ばかりで、
食い詰めてどうしようもない人ではないのだけれど。
だから人に優しくも出来るのかもしれないけれど。
だけど人は感謝する心、優しい心を
忘れちゃだめだとやっぱり思う。
暑い真夏のある午後に
清涼な気持ちになれた一冊。
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侘助ノ白―居眠り磐音 江戸双紙〈30〉 (双葉文庫) |

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・佐伯 泰英
【双葉社】
発売日: 2009-07-16
[ 文庫 ]
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
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・佐伯 泰英 ・佐伯 泰英
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| マーケットプレイス
新品価格: 680円〜
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カスタマー平均評価: 3.5

新キャラもでてバランスがよいです 居眠り磐音江戸双紙シリーズの文庫書き下ろし最新刊「侘助ノ白」の感想です。
このシリーズもずいぶんと長くなってきましたが、今回は富田天信正流槍折れの小田平助という旅の武芸者が新キャラとして登場。九州から流れ着いたこの棒術使いの老剣客が方言も含めてなかなかにいい味を出しており、今後は主要脇役(という表現も妙ですが)になること確定の予感です。腕はたつけれど、剽軽で楽しい、それでいて苦労人である彼が尚武館の門番として活躍していくのは物語のアクセントにもちょうどいい感じかと思います。ひさびさにいいキャラが出て来たなと読んでいるほうも嬉しくなってきました。
あと本筋の流れでいうと、こちらも重要脇役の一人であるデブ軍鶏が、高知の主家でのお家騒動に巻き込まれて剣客として初めて人を斬ることになる筋が用意されていて、こちらもデブ軍鶏がまったく使えない道場生だったころから読んでいる身としてはなかなかに感慨深いお話でした。侘助の白というタイトルがちょうどしっくりくるような話でした。
主人公の磐音があまりに強くなりすぎているから、生半可な敵ではなかなか相手にならないし物語的にも面白くなく、さりとて前巻のような夢の中に侵入してくる妖術師のような相手だと物語がファンタジーに寄り過ぎるしとバランスが難しくなってきた本シリーズですが、この巻はなかなかにいいバランスで面白かったです。
思えば遠くへ来たもんだ・・・ このシリーズも30作目。
脇役に徹していたデブ軍鶏こと利次郎にスポットを当てての新展開。
磐音の周りから離れて、遠く四国は土佐の地のお家騒動、いやはや30作となれば作者も大変です。
しかし、少々の違和感はあれど、一気に読破させてしまうのは流石!
何れにせよ西の丸様こと「家基」は18歳で怪死するのは「歴史上の事実」
さて、どう料理して読ませてくれるのか、次回作も楽しみにしましょうか…
ところで「痩せ軍鶏」はどうしてるんでしょうか?
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楊令伝 十 坡陀の章 |

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・北方 謙三
【集英社】
発売日: 2009-07-24
[ 単行本 ]
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
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・北方 謙三 ・北方 謙三
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| マーケットプレイス
新品価格: 1,680円〜
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カスタマー平均評価: 4

予定の十巻を過ぎ、ますます筆が冴える! 童貫元帥亡き後の宋禁軍の残兵は、張俊、岳飛、劉光世ら
それぞれに率いられ、さながら軍閥の様相を呈している。
一方、開封府は金軍の攻撃に屈し、ついに宋は滅びた。
青蓮寺は宋先帝の第九王子・趙構を擁立して江南に拠り、
南宋として起つ。
未だ各勢力の趨勢は定まらず、いずれも力不足の感を免れ得ない中、
梁山泊軍も高齢化が進み、新旧交代の時期を迎えている。
著者も団塊の世代を生き、筆に想いがより強くこめられているような
気がするのは、わたしだけだろうか‥。
いつまで続くのか分からないが、健筆を祈りたい。
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史記 武帝紀 2 |

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・北方 謙三
【角川春樹事務所】
発売日: 2009-08
[ 単行本 ]
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
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・北方 謙三 ・北方 謙三
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| マーケットプレイス
新品価格: 1,680円〜
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カスタマー平均評価: 0
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坂の上の雲〈1〉 (文春文庫) |

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・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1999-01
[ 文庫 ]
参考価格: 670 円(税込)
販売価格: 670 円(税込)
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・司馬 遼太郎 ・司馬 遼太郎
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| マーケットプレイス
新品価格: 670円〜
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- Amazon.co.jp より - 同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。 司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。(土井英司)
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カスタマー平均評価: 4.5

情熱だけがあった明治日本 第一巻 本作が司馬遼太郎の中でも最高傑作だということは知っていたが、読む予定はなかった。理由はもう読み尽くしてしまったのではないかと思っていたからだ。
しかし、今年(2009年)11月からNHKでドラマが始まるので読んでみようと思った。
とりあえず第一巻を読み終えただけだが、前言は撤回したい。
幕末の作品を読んだだけで明治日本を知った気になっていた自分が情けなく思う。
資源もなく、欧米各国からは蔑まれていた当時の日本は、「必ず日本を先進国にするぞ!!」という情熱だけで動いていたことが一巻を読んだだけでもわかる。
そして、その通り日本を先進国にしたことは凄いことだ。
今の日本人に必要なことは明治に生きた日本人を見習って、「情熱」を持って生きることなのだと思う。
第二巻では日清戦争が勃発するようだ。
二巻以降も目が離せない。
これが傑作? 司馬遼太郎の作品は始めて読んだのですが・・・・・
この程度で傑作と言えてしまうのか?と言うのが正直な感想。
まだ四巻までしか読んでないけど、秋山兄弟と正岡子規を中心に話が進むのかと思いきや途中から視点は一定にならない、途中から一寸だけ出てくるキャラクターの説明が長くご丁寧に生まれたところから死ぬところまで書く。
それが頻繁に繰り返される物だから、いったい物語の上で今が明治何年だか分からなくなってくる事がしばしば。
ぶつ切り新聞連載小説だからそれで良かったのかもしれないが、これだけの長編として纏めたとき極端に構成が悪いのは否めない。
特に正岡子規が死んでから以降は酷い物で、主人公がほとんど登場しない。
これで小説なのか?こんな物が小説と言えるのか?
史実に関してはとても良く調べているのが分かる、それはとても評価したいので☆は二つ
一般的な主人公達を軸に展開するストーリーを期待するとかなり幻滅します。
詳しい歴史の教科書ぐらいのつもりで読まないと挫折すること請け合います。
古本の市場を見るとよく分かる。1?3巻位までは古本屋に良く並んでいるが、中盤以降は捜すのが大変です。
手放す人がいないと言うよりは、新品で買う人が少ないのだろう
日本人の心はどこに 何をいまさらのレビューです。
侍が刀を捨て、学問により立身出世を志す時代。
国家による富国強兵政策、帝国主義、アジアの一等国を目指す時代、
主人公、秋山兄弟、正岡子規の物語の始まりである。
本書にある、明治時代の古風な考えは、
いきなだけでなく、義、仁、忠など武士道につながる精神をも感じさせる。
物語は、これからの展開を予測させる、
清の巨大軍艦”定遠、鎮遠”に対し、日本海軍の新造高速艦”吉野”の対比
で終わります。
大きく動き出す時代の中、今後の主人公たちのドラマが期待されます。
本書を読み、
彼らの生きた時代と、我々の生きている現代を結びつけるものは何か?
日本人として守るべき、誇りや精神は何か?
のような、日本人のアイデンティティを探す、取り戻すためにも、
良書ではと思えます。
歴史を自分の血肉にするための教科書 羅列された事実を記憶しただけでは歴史を学んだことにはならないだろう。その事実を組み込んだ物語を作る作業が必要である。できあがった物語には個人個人のフィルタがかかっているので、100人いれば100通りの物語ができる。ただし、その中には優れたものも劣ったものもある。
本作品は歴史的事実を組み込んだ物語の中の、最も優れたものであると言って間違いない。そのため、当時が現在と断裂したものでなく、今の自分にもつながっていると認識できる。そう言う意味から、歴史を自分の血肉とすることが学べる最高の教科書と言ってもいい。
例えば、佐藤 晃著『帝国海軍が日本を破滅させた』で、本著者とは違った観点からの日露戦争観を知ることができるが、基本を本書に置き、さらに他の著作物などを通して自分なりの歴史を醸成するのがいいのではないかと思う。
そのような御託を並べる前に、理屈抜きにおもしろい。エンタテインメントのみを求めている人にも自信を持ってお奨めできる。
(これは1?8巻を通してのレビューです。)
明治という時代が本当によくわかる作品 もうすぐNHKでもドラマ化しますし、相当認知度の高い作品で、あまり紹介する必要がない気もするのですが・・・しかし!あまりに好きな作品なので少し書かせてください。
当然星5つ。司馬遼太郎の作品で一番有名なのは「竜馬がゆく」かもしれませんが、個人的にはこちらの方が好きです。
明治維新後15年しかたたない弱小国家である日本が世界の一流国の仲間入りをするために(というか不平等条約を改正してもらうために)、涙ぐましい努力で陸海軍を増強し、結果として日清戦争で清を破り、さらにそのたった10年後にはロシア帝国というとんでもない超大国を相手に戦争を起こし、それをも結果的にではありますが戦勝国としてポーツマス講和条約に望むのです。当時としてはまさに奇跡としか言いようのない大番狂わせだったわけです。
明治に生きた3人の主人公を軸にその日清・日露戦争をジャーナリストのような視点で克明に描いているのがこの作品です。3人の主人公とは・・・陸軍初の騎兵隊を率い、当時最強といわれたコサック騎兵を破った『秋山好古』、日露戦争の勝利を決定的なものにした日本海会戦で、その作戦の全てを担った男、『秋山真之』、真之の幼馴染であり、明治期の俳句に革命をおこした『正岡子規』です。ちなみに真之は好古の弟です。
日本人ならば、読めば必ず日本人としてのアイデンティティーをそこに感じることでしょう。とかく第二次世界大戦の敗戦が直近の戦争として、よく取り上げられます。しかしたった100年前の同じ日本で、このような誇り高き戦争(もちろん戦争はよくありませんが)がおこなわれたということは皆が必ず知って欲しいことだと思いました。
日本人なら、とにかく読んでくれ!!!
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見残しの塔―周防国五重塔縁起 |

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・久木 綾子
【新宿書房】
発売日: 2008-09
[ 単行本 ]
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
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・久木 綾子 ・久木 綾子
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| マーケットプレイス
新品価格: 2,520円〜
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カスタマー平均評価: 0
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坂の上の雲〈7〉 (文春文庫) |

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・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1999-02
[ 文庫 ]
参考価格: 670 円(税込)
販売価格: 670 円(税込)
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・司馬 遼太郎 ・司馬 遼太郎
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| マーケットプレイス
新品価格: 670円〜
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カスタマー平均評価: 4.5

奉天会戦 陸戦においては、とにかくクロバトキンは全くのヘボ役者として描かれている。
司馬遼太郎の言う「クロバトキンの恐怖体質」を上手く利用して、日本軍はロシア軍を翻弄、本来であれば勝てない相手にとりあえず勝った。
この作品は本論(日露戦争)だけでなく、この戦争を取り巻く状況解説が非常に面白い。そろそろ講和の時期を探る日本に対するルーズベルトの動き、考え方などがその一例である。
この戦争を巡る周辺状況をみると、決して日本の実力だけで勝ったわけではない。喧嘩の相手も選ぶ必要がある。「敵の敵は味方」、この言葉を思い出した次第である。
奉天会戦 日露戦争における奉天会戦が一応の決着をみせます。
物量も兵士の数も極端に不足し、軍隊全体が疲れきった日本。
もはや作戦など役には立たず、ひたすら耐えて全身していく姿は、
どこか太平洋戦争時の日本を彷彿とさせます。
この戦争は勝ったというより、机上では負けるはずのないロシアが、
その官僚体制の腐敗から勝手に自滅するという幸運によって終息したもの。
これを勝利と誤解し、何事も精神力で乗り切れると誤解した所に後の悲劇が
あるのだと思うとやるせない気持ちになります。
奉天 1会戦で、両軍合わせてひとつの都市の人口に相当する兵士が
戦死した日露戦争も最終章に近づいてきた。
乾坤一擲、ぎりぎりの勝利。
日本は、人材に恵まれていたのだろう、
ロシア軍を、日本の大山のような人物がが率いていたら?
大功のみを考え、小節にかかわらないような人物が組織のトップに必要であることを
痛感します。
いよいよクライマックス 第7巻は陸戦のクライマックスともいえる奉天会戦と、日本海海戦までのバルチック艦隊と日本海軍の動向を描きます。
陸戦については、ロシア軍を率いるクロパトキンの官僚意識、軍人としての精神力の弱さにより、日本が勝利する様が描かれます。ただ、これはあくまでも局地的な勝利であり、日露戦争の勝利を意味しません。戦中でありながら児玉源太郎が帰京して終戦工作を行うなど、日本としては実力の限界まで戦ってやっとここまでの感があります。著者のいう「戦争における勝利の定義」というくだりを読んで、戦争とは終わらせるために始めるもの、ということをその国の指導者が認識していなければならないと痛感しました(始めないにこしたことはないのですが)。
途中、終戦工作に関する項では、米国やフランス、ドイツの思惑が紹介され、ヨーロッパ、米国、アジアの力関係や、他国をいい意味でも悪い意味でも道具として考える世界政策(外交政策)の様子がよく理解できる記述になっています。
また、後半は、日露戦争のクライマックスである日本海海戦に向けた日露双方の海軍の様子が描かれ、最終巻に向けて気分が盛り上がる一冊となっています。
陸戦の日本 日露戦争の陸戦で日本は勝ったのだろうか?
戦史を詳細に検証しなかった日本陸軍の過ちはここからはじまったのではないかと思わせる事実ばかりでおどろいてしまった。
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坂の上の雲〈3〉 (文春文庫) |

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・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1999-01
[ 文庫 ]
参考価格: 670 円(税込)
販売価格: 670 円(税込)
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・司馬 遼太郎 ・司馬 遼太郎
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| マーケットプレイス
新品価格: 670円〜
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カスタマー平均評価: 5

「謙虚」さの大切さと 第三巻 第三巻で特に印象的なのは、日露戦争に対するロシアの姿勢。
この巻を読んでいると、この時代とにかく列強の日本に対する評価は低かったことがわかる。
特にロシアは、「日本がロシアに対して戦争を起こすはずがない、なぜならば負けるとわかりきっているからだ」など、日本を「敵」としてもみていない。
しかし、結果がわかっている今だからいえることだが、ロシアは「傲慢」だったということが分かる。
ここから今に生きる私たちが学ばなければいけないことは、「謙虚に生きなければいけない」ということだ。
「余裕は大事だけど、余裕も過ぎると「油断」になってしまう」「常に危機感を持って考え、行動することが大事」という教訓をここでは与えている。
しかし日露戦争についてはあまり詳しくなかったので、「日露戦争はたぶん五巻くらいからだろう」と思っていたのに三巻にしてもう始まってしまった。
今後どのように進んでいくのかみていきたい。
司馬遼太郎の歴史認識が語られている この巻で遂に日露戦争に突入するが、同時に作者の歴史認識を垣間見ることができる。
帝国主義時代に日本が列強を目指さざるを得なかった状況、大国ロシア相手に戦争を起こさざるを得なかった理由、白色人種のアジア系民族に対するサディスティックな感覚など。
また、日本の軍部指導者が第二次大戦時の指導者と比べて、いかに合理的であったかも語られている。兵隊たちの士気の高さとともに、国家として成長を遂げつつある日本の清清しさを感じることができ、とても気持ちがよいと思うのは私だけではないだろう。
日露戦争 正岡子規の死から日露戦争開戦までが描かれています。
戦争といえば、圧倒的な国力の差を気持ち一つで埋められると
考えた太平洋戦争した思い浮かびませんでした。
日露戦争も同じようなものかと思っていましたが、
国家を守るために今何をしなくてはならないのかを第一に、
冷静に状況を判断し事態に対処していく各々の姿に熱くなるものがあります。
同じ戦争でも、携わる人によってこうも性格が異なるかなと考えさせられます。
もはや成功・不成功を論じているような余裕などない 日露戦争開戦に向けての意思決定と開戦準備がテーマ。
当時大人と子供ほど国力の差があったロシアに対して、なぜ日本が開戦を決意するに至ったのか、当時の人々の深刻且つ切実な葛藤・決意が臨場感を持って伝わってきます(「このまま時が移れば移るほどロシア側に有利で日本側に不利です。今なら何とかなる。日本としては万死に一生を期して戦うほか、残された道はない」)。
国に対する愛情だけでなく客観的・冷静な彼我分析のもとに、日本がなけなしの総力を結集していく過程には思わず心が動かされます。
昭和日本軍の原点をみた いよいよ日露戦争の戦いの火蓋が切られる第3巻。
前半部分では、戦争回避の努力もむなしくロシア側の理不尽な要求に追い詰められ開戦せざるをえなくなったプロセスが描かれています。当時の日本にとって大国ロシアと戦うことがどれだけ困難(無謀)なことだったかを思うと、大国から屈辱的外交を強いられた憤りを感じます。
中盤以降は日露戦争準備から緒戦まで描かれていますが、私が印象に残ったのは、さまざまな点で後の日中戦争、太平洋戦争との対比やそれらへの影響が垣間見えたことです。
例えば、開戦の段階で陸・海軍と政府があらかじめ戦争終結に向けたシナリオ(短期決戦での勝利で列強諸国に仲介してもらうこと)を共有化していたことは、昭和の戦争とは対照的で興味深いです。
一方、兵士個々人の闘争心や忠誠心に頼る白兵戦中心の戦闘、補給に対する意識不足など日本軍の特徴がすでにみられ、日露戦争の反省があれば昭和の戦争はもう少し違ったものになったのではないでしょうか。
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坂の上の雲〈8〉 (文春文庫) |

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・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1999-02
[ 文庫 ]
参考価格: 670 円(税込)
販売価格: 670 円(税込)
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・司馬 遼太郎 ・司馬 遼太郎
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| マーケットプレイス
新品価格: 670円〜
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カスタマー平均評価: 5

決して忘れてはならない史実が、ここにある NHKが3年かけてドラマ放映するのを耳にし、手にとりました。
1?8巻まで、約1ヶ月をかけ、読破。
あとがきを読むと、著書の完成まで、取材を含めると10年かけたとのこと。
なんだか「1ヶ月も」という感想だったのですが、
それを知ると「たった1ヶ月で」という気がして、著者に申し訳なく思ってしまいます。
学校の授業では習っていない、日露戦争の話がわかります。
その裏で活躍した勇敢な日本人、失われた無数の命。
決して忘れてはいけない日本史が、描きこまれています。
ビジネス書としても重宝されているようですが、
むしろ歴史書としての価値のほうが高い気がしました。
そして、本当に映像化できるのかとの不安と期待も残りました。
すでにブームは起きているようですが、
ドラマの放送が始まったら、そのブームは広がりそうですね。
このような時代もあった 司馬遼太郎先生の作品は「竜馬がゆく」に続いて二作目ですが、最高傑作との評価に違わず、素晴らしい小説でした。最後の八巻では、終わるのが寂しく、わざとゆっくり読みました。今の混沌とした将来の見えづらい時代に、何かしら示唆を与えてくれる内容ですね。
今の日本に足らないもの 本著は全8巻からなる大作です。
明治の中期から末期に至るまでの日本の一般人の生き様を、精緻に縦横無尽の筆致で描いた著者が言いたかったのは、この時代の国民性にあると思います。
明治維新後に薩長閥でなかった伊予(今の愛媛県)の若者の生き様を通じて、この時代を描いていますが、当時全盛を謳歌していた薩長に属していない人間でも必死にこの国の将来を考え、自分がなすべき役割を精一杯やりぬいた結果を見逃してはいけないと思います。
むしろ、彼らを主役に据えることで、日本全体の雰囲気がよく出ていたと思います。
世界史上の奇跡といわれる「明治維新後の日本の胎頭」は彼らなくしてなしえなかった事実です。
膨大な資料や証言を元に司馬氏ならではの洞察力というエッセンスをちりばめ、全編を通じて飽きない20世紀の日本文学の名著です。
ぜひ一読したい作品です。
バルチック艦隊撃破 本書も遂に日本海海戦で大団円を迎える。結果を知っていても8巻にわたる長編の終わりをかみ締めながら読んだ。
かみ締めるといえば、初版の解説がまとまって本巻に掲載されており、これまでの振り返りができたと感じる読者も多かったと思う。
司馬遼太郎は、戦争そのものを描くと同時に、当時の日本人像を描こうとしていたのは間違いない。恐らく、太平洋戦争における日本人との対比を考えながら、そして現代の日本人のことを考えながら・・・・。
本書がビジネスマンの間でも高い評価を得ているのは、戦中戦後の日本人が忘れかけている良き資質を思い起こさせてくれるからだと思う。
明治の指導者は、冷静で論理的、しかも外交上手。与えられた仕事場で思う存分働き、国家を強くしていく・・・・。自分たちにもそのDNAが残されているのではないかと考えると、とても嬉しくなる。
一途な精神性がうらやましい。 こんなことを言ってはいけないのかも知れないが、当時の日本人がうらやましく思えてくる。全国民と国家が何の疑いもなく、一つの方向に向いてまい進している世界。自分の人生に疑問を持って、世界を放浪しようとするような子供はきっといないのだろうと思う。
驚きなのは、これほど多くの人が海外に出て、諸外国から良いところを学ぼうとしていたこと。自身が海外に居るだけに、当時の日本人がどのようであったのか、非常に気になる。
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